テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第12章 初めての共同生活

今夜も私は追われている。

警官、家族、職場の同僚、佐伯珠理奈に……

「……ちゃん?彩ちゃん?」

遠くから聞こえる淳平の声。

身体が大きく揺さぶられる。

その身体の揺れで目が覚めた。

「彩ちゃん……いつもの夢見ちゃった?」
「あ……ぅん……ごめん……起こしちゃったね」

私は悪夢によって毎晩うなされていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ