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愛したカノジョは指名手配

第12章 初めての共同生活

朝食を終えると家事を一通りこなしてから
『ヘアサロンSAKURABA』で美容師である
淳平の手伝いをする。

「姉ちゃん、ボトルにシャンプー入れておいて」
「分かった。トリートメントはまだある?」
「やべぇッ!注文するの忘れてた!」

職場では「彩ちゃん」ではなく「姉ちゃん」と
私を呼ぶ。

誰も居ないにしても細心の注意を払うことを
互いに忘れなかった。

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