テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第12章 初めての共同生活

本物の彩佳も行方知れずだし
静岡県のタウン誌を目にすることなんて
ないだろう。

雑誌記者は県外からの取り寄せは稀にあると
言ってはいたが
それが彩佳だとは到底思えない。

「分かりました。姉ちゃん、いいよな?」

恐らく淳平も私と同じ想いだろう。

「ぅん。美人に撮ってくださいね」

取材を受けたのは主に淳平であり
私はその間に化粧を入念に直した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ