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愛したカノジョは指名手配

第13章 桜庭淳平②

彩は演技ではなく本当の弟のように
俺と接してくれた。

それが心地よく楽しくもあったが
いつしか俺は彩に恋心を抱くようになっていた。

一緒の部屋で一晩を共に過ごしても彩が
うなされている際に手を握り締める程度だ。

本当は彩と一緒のベッドで抱き締めたい。

そんな想いは日に日に募る一方だ。

彩が佐伯翔太を忘れ俺に気持ちが傾く日は
訪れるのだろうか。

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