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愛したカノジョは指名手配

第13章 桜庭淳平②

「うぅん……うぅん……」

今夜も彩は犯してしまった罪によって
うなされている。

「彩ちゃん……大丈夫」

ソファーから降りるとベッドの傍らで
彩の手を握り締める。

いつもなら彩の身体を揺さぶり一旦起こす。

しかし彩の身体に手を掛けた瞬間

「翔太さん……」

初めて寝言でカレシの名を口にした。

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