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愛したカノジョは指名手配

第13章 桜庭淳平②

彩を起こそうと肩に掛けた手はそのままに
唇を重ねた。

すると彩は俺をカレシだと思い込んでいるのか
抵抗をするどころか背中に手を回した。

「彩……好きだよ……」

初めての呼び捨て。

初めての告白。

再び唇を重ねると……

彩の目が開いた。

「じゅ……淳平……」

彩が俺の背中から手を離すと後ずさった。

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