テキストサイズ

愛したカノジョは指名手配

第14章 佐伯翔太②

「それがどうしてスナックのママに?」
「悪い男に騙されちゃって……借金返済の為に
この店を任されているの」

借金の額は分からないが返済出来るほど
繁盛しているとは思えない。

だからといってボッている様子もない。
俺に釣を返すくらいだ。

曽我という男が「今から頼む」と一万円札を
何枚かカウンターテーブルに置いたことを
思い出す。

本来の収入源はそこにあるということか。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ