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愛したカノジョは指名手配

第17章 桜庭淳平③

翌日は熱海の土産物屋を転々と回った。

「干物買おうか」
「淳平は塩辛も好きだから買っちゃおうよ」

太陽の下で俺と彩は初めて手を繋いだ。

どこからどう見ても恋人同士といえるだろう。

これからもこうした時間を作りたい。

少しの遠出で俺と彩は堂々と恋人同士になれる。

「今日発売だよね」

彩が本屋を指差した。

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