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愛したカノジョは指名手配

第22章 佐伯翔太④

「その警視庁の長谷川さんが俺に何の御用で」

長谷川は警察手帳を内ポケットに収めた。

「彩佳さんを無償で抱きましたよね」

口調は穏やかだが鋭い眼光。

厳密に言えば寸前でやめSEXはしていない。

アヤカの気を俺に向けるためだった。

そうでもしなければアヤカは御殿場に行って
しまう。

彩の身を案じた上での苦肉の策だった。

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