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「なるほど……」

これにはさすがの長谷川も驚きを隠しきれない
様子だった。

口にした俺ですら驚いている。

しかし引き下がれない所まで俺は来ている。

「公安部の長谷川さんでしたら可能だと
思いますが」

実際に警視庁の公安部がどれだけのことが
可能かなんて俺は知らない。

刑事ドラマや警察の特番で目にした簡易的な
知識程度だ。