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愛したカノジョは指名手配

第22章 佐伯翔太④

「分かりました。その取引に賛同します」
「ありがとうございます」

犯罪の片棒を担ぐというのはこういうことか。

彩の気持ちが少し理解出来た気がする。

「睡眠薬は速効性がありませんので
それまでは彩佳さんと好き勝手してもらって
構いません」
「そうさせて頂きます」
「では……失礼させて頂きます。今後御会いする
ことは無いでしょう」
「こちらもそう願いたいです」

彩……必ず迎えに行く。

桜庭彩佳の仮面を一生被り続けることになるが。

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