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愛したカノジョは指名手配

第3章 初めてのデート

「俺が誘ったんだから。来週は蕎麦でも食べに
行こうか。少し遠出になるけど旨い蕎麦屋が
あるんだ」

次があった。

信じられない。

本当に夢なのかもしれない。

頬をつねる。

痛かった。

夢ではなく現実だ。

「お蕎麦好きです」

気の利いた言葉ひとつ言えずにいる私。

情けない。

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