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愛したカノジョは指名手配

第24章 初めて私が死亡とされた日

「とにかく入ってください」

淳平の声と共に店のドアが開いた。

淳平の背後に立っていたのは……

翔太さんの姿。

「翔太さん……」
「彩……迎えに来たよ。その前に……」

翔太さんが淳平の正面で土下座をした。

「彩を俺に譲っては頂けないでしょうか」
「ちょッ……佐伯さん……」

翔太さんが私なんかの為に
淳平に頭を下げている。

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