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愛したカノジョは指名手配

第25章 桜庭淳平⑤

「淳平さん、化かし合いはやめましょうか」
「先に彩を俺の姉だと言ったのは……」

佐伯の方だ。

何を企んでいやがる。

「彩を気遣ってのことです」
「では……佐伯さんのお話を御伺いします」

彩は二階に上がっていき俺と佐伯が店内で
二人きり。

「まずは淳平さんのお姉さんの話から」
「え……姉ちゃんを御存知なんですか?」
「偶然知り合いになりました」

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