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愛したカノジョは指名手配

第29章 佐伯翔太⑥

「彩……」

玄関先で唇を重ねる。

『いってきます』と『ただいま』のキスを
提案したのは俺。

彩とは未だSEXはしていない。

彩の裸すら見ていない。

キスをするのがやっとの思い。

自分で言うのもおこがましいが俺は彩の前では
純粋だった。

彩が俺の傍に居ることを噛み締めるだけで
幸せだった。

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