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愛したカノジョは指名手配

第4章 初めてのドライブ

週二回くらいのペースで佐伯さんから
食事に誘われるようになり二ヶ月が経過した。

二人の間に進展などはもちろん無い。

しかし私だけは進展というかほんの少しだけ
自信が持てるようになった。

「いらっしゃいませ。早速着てくださったの
ですね。よくお似合いです」
「だろ?鈴木さんが選んでくれたこのスーツ
評判いいんだ」

辛気臭かった接客も積極的に受け答えが
出来るようになった。

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