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愛したカノジョは指名手配

第29章 佐伯翔太⑥

長い沈黙。

その間には冷たい空気が流れているようだった。


『警察ナメんなよ』


床に響くようなドスの効いた低音の声。

全身が恐怖で震えた。

『他言は無用とお願いしたはずです。
後は御自身で何とかなさってください』

再び優しく穏やかな口調。

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