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愛したカノジョは指名手配

第32章 佐伯翔太⑦

「御一緒されないようですね。
では先を急いでいますので」

淳平がドアを開け支える。

『ヘアサロンSAKURABA』を早く出ていけと
言わんばかりに。

淳平と石坂は御殿場駅の方角へ歩いていき
俺一人『ヘアサロンSAKURABA』の前に
取り残された。

淳平……今更真実を知ったところでどうなる。

俺の悪事を暴いて彩を手に入れようとでも
しているのか。

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