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愛したカノジョは指名手配

第4章 初めてのドライブ

心臓が爆発する思いだった。

佐伯さんが住むマンションは
私が住むアパートの裏手にあった。

今まで一度も行ったことは無い。

好きな人に部屋に誘われた。

「い……行こうかな」

口が勝手に動く。

「じゃ、決まりね」

帰りの道中をほとんど覚えていないまま
車は私のアパートの前を通過して佐伯さんの
マンションの駐車場に到着した。

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