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愛したカノジョは指名手配

第39章 佐伯翔太⑨

「でしたら妻は部屋に居るということですね」
「多分居ると思いますよぉ……もう勘弁して
くださいよぉ……眠くて眠くて……」

旦那さんが再び奥さんに怒られている中
俺は部屋へ向かった。

玄関のドアの鍵は開いて部屋は薄暗かった。

「彩……居るのか?」

リビングの灯りを点けたが彩の姿は見当たらない。

浴室やトイレを覗いたがやはり彩の姿は無い。

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