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愛したカノジョは指名手配

第43章 佐伯翔太⑩

「翔の妻は私よ。戸籍上そうなっているのは
貴女が一番よく分かっていると思うけど」

俺の腕を掴んでいる彩の手が震え出した。

「も……もしかして……貴女……淳平の……」
「そうよ。正真正銘の淳平の姉であり翔の妻よ」

彩の手が俺から離れ膝から崩れ落ちた。

アヤカは俺の正面に回ると再び腰に手を回し
身体をすり寄せ密着させた。

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