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愛したカノジョは指名手配

第6章 初めての失恋

二人は駅前のファストフード店に入り
注文を終えると階段で二階へと上がった。

財布を持っていない私は何も購入せずに
二階へと上がり翔太さんと背を向ける形で
テーブルに着いた。

「あんな時間に来るなよ」
「迷惑だった?」
「当たり前だろ。普通の人間は珠理奈と違って
寝ている時間だ」

昨夜私と入れ違いでこの珠理奈という女性が
翔太さんの部屋に泊まったということか。

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