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愛したカノジョは指名手配

第1章 初めての合コン

「鈴木さんて、いかにも鈴木さんぽいよね」

意味が分からない。

しかし褒めているのではなく
けなしていることは分かる。

幼少の頃から似たようなことは数限りなく
言われ「鈴木さん」と呼ばれ続けた。

合コンは私を差し置いて盛り上がっていた。

来なきゃ良かった。

こんなことなら恋愛ドラマを観ながら
疑似恋愛していた方が遥かにマシ。

体調が優れないとか理由付けて帰ろう。

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