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愛したカノジョは指名手配

第8章 桜庭淳平①

「メイクもしていいかな」

髪の仕上がり具合は自画自賛するほど
上々の出来だった。

言っては悪いがこのセンスの無いメイクは
俺が施した作品を邪魔する。

「お願いします」

成人式でのメイクアップを請け負うこの店では
一通りの化粧品は用意してある。

クレンジングで元の化粧を落とすと
眉毛を整えるところから始めた。

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