使命
第3章 誕生日
まだ寝ているらいると俺だけクルマに残って、他の4人が部屋の装飾の為に家に入っていったの
とにかく暇でさw
ここでらいる起きても困るんだけど、1人で何していいかわかんなくて、ずっとスマホいじってたなぁ
30分ぐらいしたら玄関のドアが開いてね、俺らそれを合図にするようにらいるを起こして、家に入ったの
みんなが玄関にいて、俺らは揃ってリビングに向かったんだぁ
1番に入るのはもちろんらいる
まだ眠そうな顔をしてたけど、リビング前の廊下で立ち止まってね、遊園地と同じぐらい、んーもっとかな?ぽかーんってw
相葉ちゃんが「ほらほら」って背中を押して入れたの
そんで声を合わせて言ったんだ
「らいる、誕生日おめでとう」って
「…ありがとう」
らいるの目は笑ってた
初めて俺らに向けられた幸せそうな顔だったなぁ
テーブルの上にはたくさんの料理と大きなケーキ
俺らはみんなで食べたよ
食べ終わったらねプレゼントを渡したの
みんなで考えた結果、色鉛筆のセットにした
いつもらいるの絵には色がなかったから
もっと色鮮やかな絵を描いて欲しいって思ったから
らいるは手に取るとすごく嬉しそうでね
「こんなにたくさん色あったら困っちゃうなぁ」って
まぁ120色もあるからねw
初めてだから12色にしようか迷ったんだけど
俺、らいるには才能があると思って、あえて6歳になった彼にそれをあげた