使命
第4章 別れ
あの1時間何話したのか覚えてないけど
ただらいるはずっと同じ顔だったよ
笑わず泣かず…
お別れの時間が迫った時、俺はらいるにこう言ったんだ
「らいるは幸せになれるよ」って
この子は1人でずっといなくちゃいけないのかもしれない
また他のグループが来るのかもしれない
当たり前の家庭がないらいるにとってそれが当たり前になったのなら、絶対に幸せになるべきだって思ったの
親以外の人からたくさんの愛をもらうべきだって
らいるはねお別れの直前に俺らの前に立って
真面目な顔して「今までありがとう。お仕事頑張ってね」って言ってくれた
そのままらいるはスーツを着た男の人に連れられ部屋を出たんだ