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「今となっては、入って良かったと思ってるけどね」と一言添えた上で、クウヤは続ける



「実家が、小さな会社を経営しててね。両親は、出来たら自分の会社に俺を就職させたかったんだろうと思う

だけど・・・俺にはやりたい事があった」


「やりたい事？」




「・・・小説家

いつか、本を書いてみたいんだ」


「本？！スゴイ！クウヤさん、書けるんですか？」



クウヤの話に、目を輝かせ乗り出したマヤを、クウヤは驚いたように見つめる



「天界にもいますよ！本を書く仕事、書人（しょじん）

私、本とか大好きだから、ああいうの書けちゃう人、尊敬します！」