ホントに天使!?【完結】
第8章 クウヤとマヤ
クウヤはベットの上で壁により掛かりながら、シーツにくるまっているマヤを後ろから抱きしめた
「こんな感覚・・・・久しぶりだな」
「こんな感覚?」
自分の腕の中にいるこの子が、天使なんかじゃなければ良かったのに…
そんな思いを抱くクウヤは、マヤを抱きしめる腕に力を込めた
「・・・・・満たされた気分って言うか・・幸せを感じると言うか」
「幸せ?
よかった」
「良かった?」
「みなさんには、迷惑かけっぱなしだから・・
私にも出来ることがあるなら、嬉しいと思って」
抱きしめられているマヤに、クウヤの表情は見てとれなかったが、クウヤは赤い顔をしながら苦笑していた