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同じ頃、ユーキはバイト先にいた




「ユーキ先輩！」


特徴のある高い声に、振り返るより前に声の主の顔が浮かぶ


バレないように、こっそりと溜め息をついてから、ユーキは振り返った



「菜々美ちゃん、今日バイト入ってたっけ？」



「ユーキ先輩、今日は打ち上げですよ？先月の企画ノルマ達成打ち上げ」



「ああ・・今日だったっけ」



「忘れてたんですか？」



愛嬌のある笑顔で、笑いながらユーキを見つめるナナミ