ホントに天使!?【完結】
第3章 出逢い
「なーんで、こんなの拾っちゃったかな・・」
少女の顔を見つめながら、ため息をつく
普通に考えれば、救急車か警察を呼ぶなりすれば良かった
「・・でも、面倒ごとに巻き込まれるのも、な」
自分の問いかけに、独り言で応えてみる
わかっているのだ
心のどこかに、この少女に対する興味が芽生えている
だからこそ、ここまで連れてきて・・・
「いや、だからって、女には不自由してないし、どうこうしようなんて思ってないし」
ただ―――
どうしようもなく
魅(ひ)かれた―――