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ホントに天使!?【完結】

第10章 昔の記憶




時計の針の音が、やけに大きく聞こえる午前2時




ベットの上では、マヤがすやすやと寝息をたてている



床に敷いた布団の上で、ユーキは横になってまま、眠れないでいた




顔を少し傾けると、カーテンの隙間から輝く月が見える



ふぅっと息をつき、目を閉じると、閉じた瞼の裏にも輝く月が見えた







輝く月夜の下


長く伸びる2つの影



あれは――――


14才のユーキだ


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