ホントに天使!?【完結】
第12章 せつない気持ち
電車の中から、ずっと繋いでいる手を握りしめたまま、クウヤは真っ直ぐ自宅へ向かう
早く‥早くマヤを抱きたい
この胸に渦巻く闇に飲み込まれる前に、マヤを抱きしめなきゃ…おかしくなってしまう
自宅にたどり着いたクウヤは、鍵を開けた玄関内へマヤを引き込むと、ドアに身体を押しつけ唇を重ねた
「んんっ?!・・・はぁっ・・ふぅんっ・・・」
ピチャ…ピチャッ…クチュ…
ピチャッピチャッグチュッ
呼吸ごと奪われるような、クウヤの激しい口づけに、マヤは身体をよじった
ハッとしたクウヤが、身体を離す
「・・・ごめん・・つい・・」