
ホントに天使!?【完結】
第12章 せつない気持ち
「マヤちゃん」
「・・はい」
「俺は、君が好きだよ」
マヤは息を飲んでクウヤは見つめた
クウヤも、痛いくらいの眼差しでマヤを見つめた
「君は天使で、10日後には俺の前から居なくなる
それが、こんなにも辛いんだ・・・」
「クウヤさん・・・」
「君に想われてないとか・・・他の奴を想っているんだろうとか・・・苦しい理由は色々あるけど
君が居なくなる事が、何よりも・・・・辛い」
肩を震わせたクウヤの腕に、マヤがそっと触れる
「クウヤさん・・・・」
「・・・・・」
「クウヤさん・・ごめんなさい辛い気持ちにさせて、ごめんなさい」
震えるクウヤの肩を抱きしめながら、マヤは子供をあやすように背中を撫でる
「私・・・みなさんに甘えてばかりで・・・・そういう気持ちわかってなかったです・・
私のせいで辛くなるなんて・・」
