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「――――はぁぁ・・」


昨夜から引き続き、盛大な溜め息をかますユーキ


「やだ、ユーキが溜め息なんかついてる。なんかやらかしたの？」


「コイツ、朝からずっとこの調子なんだけど」


「珍しく朝から講義に出てるから、何かあるだろうとは思ってたけどな」


頭を抱えて、食堂の机に突っ伏すユーキの周りを、同級生で悪友の瑛子（エイコ）、翔（カケル）、空也（クウヤ）が取り囲むように座る



「どうしたのよ～？・・・ハッ！まさか、とうとうデキちゃったとか？！」


「ガキか！？」


「ろくでもないな。悪魔め・・・」


口々に喋り続ける悪友達へ返事をする変わりに、ユーキはもう一度、盛大な溜め息をついた



「・・・・・天子だよ・・」