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ホントに天使!?【完結】

第4章  信じる?信じない?

「はい?てんし?

って・・・・天使?ユーキ、本当にどうしたの?」


「ファンタジーに目覚めたとか言うなよな~(笑)」


「何が天使だ。どっちかと言えば悪魔だろうが」


口々に声をあげる悪友達を無視していると、エイコが苦笑しながらつぶやく



「まぁ、ユーキは見た目だけは『天使』かもだけどね」


「「だからタチが悪い」」



ガタンッ!!


それまで椅子に座って突っ伏していたユーキが、勢いよく立ち上がる



「ハモってんじゃねぇよ!

だ~っ!やってらんねぇ

午後フけるっ!!」



悪友をその場に残し、苛々しながら食堂の出口へ向かうユーキの背中に


「天使によろしく~」


カケルの声が、聞こえた

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