ホントに天使!?【完結】
第13章 『恋』だから…
「俺は、マヤと出逢えて良かった」
「ユーキ・・」
「お前が出逢った人間が、俺で良かった」
マヤはベットに駆け寄り、ぎゅっとユーキに抱きついた
抱きしめ返したユーキが、マヤの頭を優しく撫でる
「お前が落ち込む必要なんて、ないよ。俺が――俺達が、お前を抱きたいだけなんだから・・マヤが気持ちよくなってくれれば、それだけで嬉しいんだ」
マヤはユーキの肩に顔をうずめたまま、首に回した腕に力を込めた
「私も・・ユーキと一緒に気持ちよくなりたい・・・」
「マヤ・・・・」
ユーキはマヤの肩に手を添え、そっと身体を離した
触れ合いそうなほど、近くにいるマヤの大きな瞳は、まるで恋をしているかと思わせるように熱く潤んで見える
「マヤ・・・・キスしていい?」
「・・・・して。ユーキ」