ホントに天使!?【完結】
第14章 サヨナラの時には ―前章―
ク「・・・・お前・・それ本気で言ってるの?」
とあるファーストフード店で、話を聞かされたクウヤは、驚きを隠さない表情でカケルを見た
カ「冗談で、こんな事言うかよ
ユーキにも『店来て』ってメル入れたし」
ク「・・でも、そんな・・第一マヤちゃんが―――」
カ「別に抜けたって構わないんだぜ。オレだって2人で過ごせるなら、それに越した事ないんだし・・・ま、それは無理だろうから、フェアーにこうしてお前にも声かけたんだけど」
カケルの言葉に、クウヤは返事に詰まったように考え込む
カ「・・・どう過ごしたって残り2日。オレは最後までマヤちゃんと一緒にいたい」
ク「それは・・・俺だって・・」
思わず、といったようにクウヤの本音が漏れる
カ「もう、一生会えなくなるって瀬戸際で、ユーキに遠慮なんかしてられっかよ」