ホントに天使!?【完結】
第14章 サヨナラの時には ―前章―
一時間後‥
カケル、クウヤ、そして呼び出され店に遅れてきたユーキとマヤが、テーブルを囲み顔を合わせていた
「・・・・・・」
カケルの話に、ユーキは驚きを表面には出さないものの、考え込むように口をつぐんだ
カ「・・・まぁ、突拍子なアイディアだとは思ってるけどさ。でも、オレも最後までマヤちゃんと一緒にいたいんだよね。クウヤも同じなんだろ?だったら・・・・最後まで4人でいたらいいと思ってさ」
カケルの話に、どう返答したらいいのかわからず、マヤはユーキに視線を向ける
カ「最初の『契約』も無事クリアした今、オレ達が用済みなのはわかってるんだけどね」
マ「そんな事・・・!」
マヤが口を開きかけた時、同時にユーキが言葉をかぶせた
ユ「マヤが構わないなら」
頼んだコーヒーカップに視線を合わせたまま、ユーキが続ける
ユ「マヤが、それでいいって言うなら、俺は何も言わないよ。そもそもお前達を巻き込んだのは俺だし、今更引っ込んでてくれなんて言えねえし」
カケルとクウヤの視線が、マヤに集まる