ホントに天使!?【完結】
第4章 信じる?信じない?
「もしかして・・・・・
私が天子だって話、信じてないですか?」
「信じられるかっ!」
今かよっ
それ、今聞くのかよ!
そんなユーキの反応に、少女はがっくりと肩を落としうなだれる
「そんな・・・どうしたら信じてくれるんですか~」
ダメだ…どうしても、このネタで引っ張る気だ……
「あのさ、そんな話・・・・
何らかの証拠でもない限り、誰も信じないと思うよ」
「証拠?」
「そ。天子なら・・・ほら、超能力的な力があってもいいでしょ。飛べる、とか」
「あ!飛べますよ!」
「はっ?!」
「ただ、私はまだ見習いなので“天子の羽”を身に着けないと飛ぶことはできませんけど・・・」
身につける?
天子の羽って、背中に生えてる訳じゃないんかい
って
真面目か、俺は
ヤバいわ・・・