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ホントに天使!?【完結】

第4章  信じる?信じない?

「“亀裂”に入る前までは持ってたのに・・・飛ばされたのかな・・・・

どうしよう」



少女は途方に暮れたように、両手で自分の顔を覆う


その身体は、少し震えている




「・・・・・わかったよ」


大きく一呼吸したユーキは、覚悟を決めた


「しばらく、でいいんだな」


「え・・・・・・?」



「一週間

とりあえず一週間は泊めてやるよ」


ユーキの言葉に、少女の顔がパッと輝いた


「ほ・本当ですか?!」


「ただし、俺に干渉はしない

部屋を貸してやるだけだ」


「は、はい」


「あと、一週間たったら、何も言わずに出ていくこと

この条件をのめるなら置いてあげてもいい」


少女は一瞬、少し不安そうな表情を見せたが、ユーキを見据え、ゆっくりと頷いた



「わかりました・・・

あの、ありがとうございます!」

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