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サツキの部屋を出ると、太陽は斜めに傾いていた

時計を確認すると４時２３分


いつもなら、悪友に連絡でもして飲みにでも行くところだが・・・


「今日は、そうもいかねえよな・・」



ユーキが駅に向かって、歩き出そうとした時


「ユーキ！忘れ物」


部屋から出てきたサツキは、ユーキの手のひらにネックレスをのせた


「ユーキの、でしょ？」


鎖が切れた銀色のネックレス
飾りは・・・よくわからないが鳥のような形にも見える


「あ」


「・・・ユーキ？」


「あっ・・そうそう。サンキュー」


サツキから受け取り、ジャケットのポケットに入れる