ホントに天使!?【完結】
第4章 信じる?信じない?
「・・・・ユーキ?」
ベッドの中で、いつの間にか昨日の記憶に耽っていたユーキは、サツキの声で我に返った
「・・・ん~?なに?」
「何か考え事してた?」
「・・・サツキちゃんが気絶するくらい、今日は良かったのかな~って」
ユーキがおどけたように言うと、隣で寝ていたサツキは毛布を鼻まで被り、むくれた
「あんなに可愛いサツキちゃんが見れないなんて、彼氏はバカだな」
「そういうこと言わないで」
サツキの顔が曇る
彼氏が居るにも関わらず、快楽に負けてユーキと関係を持ってしまっている事に、罪悪感がない訳がない
少なくとも、サキとは違ってサツキは割り切れるタイプではない
「ごめん
俺が悪いんだよな
彼氏いるの知ってて、会いに来てるんだから」
「ユーキのせいじゃない。拒めない私が悪いんだから・・・」