ホントに天使!?【完結】
第1章 天界ってあるの?
先走りする気持ちを抑えきれず、私はワクワクしながら、光の玉をジッと見つめ、その時が来るのを待った
一際、眩い光を放ち始め
“弾ける”
そう思った瞬間―――
ブォワ!!!
「‥っ!!?」
強烈な光が私を包み込み、強大な力で身体を引っ張るような感覚におそわれた
息苦しいほどの浮遊感に意識を失いかけた、その時
薄れていく意識の中で、天子ミケエリーの声が・・・聞こえた
『“シャイニング・ボール”と“亀裂”の外観はよく似ていると言われています
ですが“亀裂”は、とても危険なものです
出口がどこにつながっているか、まだ解明されていないからです
天界のどこかかもしれない、または、異世界に出口がつながっていることもある、とも言われています
その時々により出口が違うと言われているため、下手をすると戻ってこれないという危険な事態になるのです―――』
『モドッテコレナイ・・・
コトモアルノデス―――』
目をあけていられないほどの激しい光の渦の中で、頭の中に優しく響いているミケエリーの言葉を、私は他人事のように聞いていた
そして
私の意識は
途切れた
一際、眩い光を放ち始め
“弾ける”
そう思った瞬間―――
ブォワ!!!
「‥っ!!?」
強烈な光が私を包み込み、強大な力で身体を引っ張るような感覚におそわれた
息苦しいほどの浮遊感に意識を失いかけた、その時
薄れていく意識の中で、天子ミケエリーの声が・・・聞こえた
『“シャイニング・ボール”と“亀裂”の外観はよく似ていると言われています
ですが“亀裂”は、とても危険なものです
出口がどこにつながっているか、まだ解明されていないからです
天界のどこかかもしれない、または、異世界に出口がつながっていることもある、とも言われています
その時々により出口が違うと言われているため、下手をすると戻ってこれないという危険な事態になるのです―――』
『モドッテコレナイ・・・
コトモアルノデス―――』
目をあけていられないほどの激しい光の渦の中で、頭の中に優しく響いているミケエリーの言葉を、私は他人事のように聞いていた
そして
私の意識は
途切れた