ホントに天使!?【完結】
第6章 禁断のリンゴ
「私に?」
発送先を確認したユーキは、包みを開くことなくマヤへ渡した
「生活に必要なものが、最低限で入ってるから、うまく使って」
箱を開き、中身を取り出すマヤ
「あ・・・使い方とか―――」
「大丈夫です
今日、パソコンでいろいろ調べて、大体の人間界のルールは覚えました!」
「ルール?」
「はい!24時間を1日と計算して、全ての用事をこなしているとか
信号は赤で止まり、青だと渡って良いとか
物品が欲しい時には、
お金・・日本は円ですよね―――
と交換するとか」
知識は幼稚園児レベルだな…(汗)
嬉しそうに、箱の中身を手に取り眺めるマヤを、呆れつつ見守るユーキだった