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【イケメン戦国】とらぶる・とらべる(信長・政宗・幸村)

第5章 5話~最終章~

バタバタバタッ


「いったぁー!」


私たち3人…信長様と政宗と私は、畳の上に突如として放り出された。


「あれ、ここは……?」

見慣れぬ風景に目を瞬かせる。



「……どうやら城下の宿らしいな。」

「信長様、お怪我は。」

「ああ、問題ない。……しかし政宗、何だその珍妙な格好は。」

「なんだ?この着物……?」

「俺も南蛮の使者のような着物を着ておる。これは一体どういうことだ?」



信長様も政宗も、現代で佐助くんが買ってきた服に身を包んでいるけれど。



「それにしても、何で宿なんかにいるんだ?確か城への帰り道に嵐に巻き込まれ……」

「強い雨風に襲われたところまでは覚えている。一体、何が起こったというのだ。」



どうやら記憶がないらしい。



「雨は……止んだようだな。そろそろ城へ帰るぞ。遅くなると秀吉がうるさくて敵わん。」




コンコン


「涼莉様へ、宿先にお客様がいらしております。」

「私に?誰だろう……。」


信長様の許しを得ると、部屋を出て階段を下りる。

そこには佐助くんが立っていた。



「佐助くん!」



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