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図書委員のエッチな当番日誌

第2章 初めての告白とキス

「天ヶ瀬さん…」

頬に触れた手がおとがいにかかり、すっと上に向けられた。

天ヶ瀬さんが、私をじっと見ている。

熱のこもった瞳に、心臓が鷲掴みされたみたい。

ドキンと大きく音を立てた。

男の人に言うのって、違うかもしれないけど。

天ヶ瀬さん…何だか、すっごく…

色っぽい。

伏せ目がちに天ヶ瀬さんの顔が近付いてきて、戸惑いながらも目を閉じた。

どくん、どくん。

自分の心臓の音が、天ヶ瀬さんにも聞こえるんじゃないかってくらい激しい。

ついに。

唇に、柔らかいものが、触れた。

その感触に、びくんと大きく体を震わせる。

今、天ヶ瀬さんと…キス、してるんだ…。

触れるだけの優しいキスが離れて、そっと目を開けると。

天ヶ瀬さんが、にっこり笑って私を見つめていて。

「栞ちゃん。彼女になってくれる?」

「はい…!」

私も照れながら、笑いを浮かべた。

天ヶ瀬さんがもう一度抱き締めてくれて、幸せで嬉しくて。

「これから楽しみだな」

天ヶ瀬さんの言葉の意味なんて、考える余裕はなかった。

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