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図書委員のエッチな当番日誌

第5章 初めてのフェラチオ

図書室の奥に一人残されて。

おでこに手を当てていたら、頬が緩んできて。

恥ずかしくて、照れくさくて…

だけど、胸の中がぽかぽかあったかくて。

天ヶ瀬さん、優しいな。

天ヶ瀬さん…大好きです。

ニヤニヤ笑いが収まらない。

こんな顔で戻ったら、皆に怪しまれる!!

そっと図書室を抜け出すと、気を引き締めるためにお手洗いに向かった。

手を洗って、何回かうがいをする。

口の中のぬめぬめ感は薄くなったように思うけど、飲み込んだ時の喉ごしの悪さは消えない。

うう~。

フェラチオ、苦手だぁ…。

だけど。

天ヶ瀬さんの姿を思い返す。

目の縁を赤く染めて、切なそうに目を細めた顔。

息づかい。

感じてるときの声。

全てが色っぽくて、ゾクゾクする。

あの姿を見れるのなら。

天ヶ瀬さんがして欲しいって言うなら…

苦手だけど…頑張ろう、かな…?

鏡の向こう側には、知らず知らずのうちに微笑んでいるあたしがいた。

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