マーメイドな時間
第10章 寿司屋に……
「そうだなぁ……」
私は親方の後ろにかけてある、お品書きの札を1つずつ、見ていった。
「穴子かぁ……ん〜、こはだ、赤貝、エビ……人魚、えんがわ……」
……ん?
いま、なんかあったな。もう一度見直そう。
………っ!!
いや、んなわけないよ。
私は前のガラスケースを見た。
なに?
なんだ、この金色のもずくみたいなのに被われている丸いものは……。
いや……まさか……
頭だよね?
私は生け簀を覗いて見た。
泳いでるやんけっ!!
待て!!
注文できるかっ!!
受け付けで好感度あって、駅前で演説してたものを、酢飯と一緒に食えるかっ!!
すると……
「大将、人魚握って」
「あいよっ!!」
頼むやついるのか?
待て、それは食っちゃいかんぞ。
人として扱って、なぜ食でも扱う!!
ひょっとしたら、知らないだけで、ペットにしてるかもしれない。
「へい、お待ち!」
大将の手から置かれた、赤に白い霜降りの入ったお寿司。
これが人魚なのか?
私は親方の後ろにかけてある、お品書きの札を1つずつ、見ていった。
「穴子かぁ……ん〜、こはだ、赤貝、エビ……人魚、えんがわ……」
……ん?
いま、なんかあったな。もう一度見直そう。
………っ!!
いや、んなわけないよ。
私は前のガラスケースを見た。
なに?
なんだ、この金色のもずくみたいなのに被われている丸いものは……。
いや……まさか……
頭だよね?
私は生け簀を覗いて見た。
泳いでるやんけっ!!
待て!!
注文できるかっ!!
受け付けで好感度あって、駅前で演説してたものを、酢飯と一緒に食えるかっ!!
すると……
「大将、人魚握って」
「あいよっ!!」
頼むやついるのか?
待て、それは食っちゃいかんぞ。
人として扱って、なぜ食でも扱う!!
ひょっとしたら、知らないだけで、ペットにしてるかもしれない。
「へい、お待ち!」
大将の手から置かれた、赤に白い霜降りの入ったお寿司。
これが人魚なのか?