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マーメイドな時間

第11章 桃太郎に……

 昔、昔、あるところにおじいさんとおばあさんか、住んでおりました。


 おじいさんが山にしばかりに行ってる間、おばあさんは川で洗濯してる最中に、上流から流れてきたバカでかい桃をどうにかして持って帰ってきてました。


 桃を割ったら中から赤ん坊が出てきて、面倒くさいから、桃太郎と名付けられて鬼退治に出ました。


 腰にはおばあさんが作って持たせた、きびだんごがあります。


 僕は桃太郎。初代から数えて264番目だ。


 まだいる鬼を退治に、鬼ヶ島に向かう。


 その時……


「おい、ちょっと待てや桃太郎」


 犬が来た。


 なんか、馴れ馴れしいな。初対面で、なぜ名前をしっている?


「お前、背中にのぼり立てとるやないかい。そこに桃太郎って書いとるやんけ」


 なんか、腹が立つな……。てか、こいつ、普通の犬じゃない。


「なぜ、人の顔をしている?」


「人面犬だ」


「なんでだ? なんでお前が出た?」


「うるせえな、聞くところによると、てめえは鬼退治に行くんだろ? 俺を雇いな。すげえ、役にたつぜ……」



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