
マーメイドな時間
第11章 桃太郎に……
桃太郎はボートに乗りました。
すると、ヤンキーが言いました。
「なんだこれ、でっかい、おまるだな」
「スワンボートでしょ」
緊迫感なしかっ!!
これから鬼を退治しに、命懸けの戦いを挑みにいくんだ!!
こんなのに乗って、戦場にいく桃太郎がいるかっ!?
いや、もう、桃だろうが柿だろうが、どうでもいい。
せめて、鬼ヶ島には、まともであってくれ。
スワンボートに乗り込み、桃太郎とヤンキーでペダルを漕いだ。
その時……。
「桃太郎さん、桃太郎さん」
女人の声だ。
水の中から聞こえたような……。
「桃太郎さん、こっちです」
ふと、下をのぞいてみる。
「あっ!!」
上半身は女人、下半身は魚の化け物だ。
「私にも、それをひとつくださいな」
……あげたい。3つくらいあげたい。
いや、無駄な戦力ばかり集めてもなぁ……。
戦力の面で言えば、まずヤンキーは間違いないだろう。
次に人面犬。
なんでダッチワイフなんだよ。
まだ、動けるだけ、この化け物の方がいいか。
すると、ヤンキーが言いました。
「なんだこれ、でっかい、おまるだな」
「スワンボートでしょ」
緊迫感なしかっ!!
これから鬼を退治しに、命懸けの戦いを挑みにいくんだ!!
こんなのに乗って、戦場にいく桃太郎がいるかっ!?
いや、もう、桃だろうが柿だろうが、どうでもいい。
せめて、鬼ヶ島には、まともであってくれ。
スワンボートに乗り込み、桃太郎とヤンキーでペダルを漕いだ。
その時……。
「桃太郎さん、桃太郎さん」
女人の声だ。
水の中から聞こえたような……。
「桃太郎さん、こっちです」
ふと、下をのぞいてみる。
「あっ!!」
上半身は女人、下半身は魚の化け物だ。
「私にも、それをひとつくださいな」
……あげたい。3つくらいあげたい。
いや、無駄な戦力ばかり集めてもなぁ……。
戦力の面で言えば、まずヤンキーは間違いないだろう。
次に人面犬。
なんでダッチワイフなんだよ。
まだ、動けるだけ、この化け物の方がいいか。
